みなさんお元気ですか 私はそうでもないです
みなさん人間ですか 私はそうでもないです
みなさん関係性は好きですか そうですかそうですか 良いですね
ところで、あそこにベンツが停まってますね。え?ありますよね、あるんですよ、あるということにします。そして隣に消火栓がありますよね、あるんですよ。やっぱりベンツはやめますか、鳩の方が良いです、鳩にします。いま、2人の間には関係性が生まれました。私が2人を登場させたから。いや、そうでもないですね、まだ関係性はあまりないです。あ、鳩が消火栓にお辞儀をしました。実際にはしていないかも。よくある鳩の仕様かも。でもお辞儀に見えたのでそういうことにします。で、少しずつ消火栓に近づいて、鳩はてっぺんに登りました。主従でしょうか、でも鳩は結構適当そうです。仲がいいですね、いいんですよ。
私は世界がときどきこんな感じに見えています。みんなもきっとそうだと思います。あ、鳩と消火栓は一旦消して、もう少し周りを見渡してもらって。仕方がないので人間も入れていいですよ。私は区別ができますができないので、距離や媒体、素材の区別をよくやらないことをします。映画を観た時、誰かが彼女らは仲が良いと謂い、誰かが彼女らは仲が悪いと謂い、誰かが主従と謂います。私たちは何を観ているんでしょうか、何を見出してるんでしょうか。私たちは記号です。違いますね、私たち以外も全部そうです、同時にそうではありません。それは設計可能で、でも主観は難しくて、創り出したものにそれを視るのがラクなのです。私は両方が見たいです。外から創るのも、為るのも。記号になる努力はしてみたのですが、なかなかなかなか…。
垣根を無くしたかったのだと思います。というより、私にはあるようにはあまり思えていなくて、だからそれをそのままにして形を与えたくて、見えるようにしたくて、使えるように、一括りの世界になるように、したくて。
私たちは記号です。だから、私たちは創られ得ると思うのです。ロールプレイではなくて、ただ存在を、関係性を、それを包含する状態を、私を囲んで緩やかな線で何回も線を引き直したいのです。まぁ、前の線が少し邪魔だったら消す感じで。使い回しすぎると擦り減っちゃいますから。でも前と同じ線を見た時、また少し違うように見えたら、それはまた新しい線です。線を作っているのは私たちの目だから。
こうして関係性がたくさんたくさん世界を繋げて、分断して、私たちの目が侵されていきます。無い繋がりが見えるようになって、無い行間が読めるようになって、無い身体の軌跡が見えるようになります。1人が2人に見えるようになります。2人が1人に見えるようになります。
世界は何も変わらないけれど、私たちの目は変わります。そういうもの、状態がもっと作りたいです。静的でも、人間の目って揺れるんです。静かに静かに、人を壊したいです。みんな良き関係性オタクでとても助かっています。ありがとうね。